
蚊取り線香を入れる入れ物を、蚊遣器(かやりき)と言います。代表的なのは豚型のものですね。皆さんも目にしたことがあると思います。
ところで、なんであれは豚の形をしているのでしょうか?
ネットで検索すると、同様の疑問を抱いている方は多いようで、いろんな記事が出るわ出るわ。
Wikipediaにもそのルーツが記載されていました。
曰く蚊遣豚の誕生には諸説あるそうで、
- 横向きにした壺(徳利?)をデフォルメした説
- 養豚業者が土管の口をすぼめて成形した説
- 野生の豚(猪)を火伏せの神様として信仰していた説
- 豚は毛に覆われているので蚊に刺されない説
などなど、いろんな文献がいろんなことを言っているので、調べた限り蚊遣豚のルーツは定かではないみたいですね。
しかしいずれにせよ、かなり古い時代から愛用されてきたことは確かなようです。
歴史の古さや普及具合から見るに、招き猫や赤べこ、木彫りのクマなどの有名な置物と、肩を並べてもいいような気さえしてきました。
参考サイト
・https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9A%8A%E9%81%A3%E5%99%A8
・https://www.banko.or.jp/bankodokuhon.pdf
・https://www.regasu-shinjuku.or.jp/rekihaku/collection/materials/archeology/yotsuya/yotsuya-edo/235/