形の話

モノには形があります。

特に、環境に適応するために自然に形成されたものは、成るべくしてその形に成ったものが多いような気がします。

例えば卵。

私は生き物にそこまで詳しいわけではありませんが、大抵の生き物の卵はみんな丸っこくて、角ばったところなんて見当たりません。

そりゃそうですよね、もしも卵が星型だったなら、産卵の度に死ぬ思いをしてしまいます。ウミガメでなくても泣いてしまいます。

オムレツを作るにしても、割るだけで一苦労でしょうね。

まあ外敵から守るためには最適かもしれませんけど、弱肉強食の世界では、…変な言い方になってしまいますが、産む後のことよりも産むことの方が大事なはずです。

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あとは葉っぱ。

なんで葉っぱってみんな平べったいんでしょうか。太陽光を多く得るのが目的なら、別にタンスの様にデカく図々しく進化してもよかったはずなのに。

でも、これにもちゃんとした理由があるそうですね。

彼らは生きるために必要な分だけの太陽光を最大限に得るために、平べったく、そして小さく、されどたくさん生えるそうです。

だから葉っぱはみんな、平べったい形になったんですね。

欲張りすぎるとかえって体を壊しちゃうんですって。

どこか人間臭くて、ちょっとだけ親近感が湧きませんか?

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話を元に戻すと、当たり前だらけのこの世界でも、よく目を凝らして見れば、成るべくして成った形が沢山あることに気がつきます。

キリンだって高いところのエサを食べるために首を伸ばしたし、マグロはより速く泳ぐために弾丸のような体型を選んできました。

みんなまずは基となる形があって、それを基に大きくなったり小さくなったり、赤くなったり青くなったり。

そうして、「らしさ」というものを追求していってるんでしょうね。

これだけ書いといて何が言いたいのか、自分でもわかんなくなってきましたが、

要はたぶん、根っこはみんな同じなんだと思います。

だからどうってことでもないですけど、そう考えるとちょっとだけ、フフッて気分になりませんか?